サステナビリティ

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"At your side."の精神のもと、事業を通じて優れた価値を提供し続け、持続可能な社会に貢献します

代表取締役社長  佐々木 一郎

ブラザーのCSR経営とグローバル憲章

ブラザーグループは、"At your side."の精神のもと、事業を通じた社会価値の創出を目指しています。これはグループすべての従業員が一丸となって優れた価値を創造し迅速に提供することで、お客様に喜んでいただき、その喜びをすべての従業員が誇りに思うことで実現できると考えています。
ブラザーの目指す経営の基盤となるのが「ブラザーグループ グローバル憲章」(以下、グローバル憲章)に示された、お客様を第一としたステークホルダーの皆さまとの長期的な信頼関係の構築です。グローバル憲章におけるこの価値観の浸透をグループの全従業員に図っていくことで、ブラザーのCSR経営をこれからも進化させていきます。

"At your side."の精神で培われたブラザーグループの強み

社会の変化とともにブラザーを取り巻く事業環境も大きく変化していますが、ブラザーは常に時代や環境の変化に合わせて自らを変革し、お客様のニーズに合った価値を提供し続けてきました。これからもお客様の声に真摯に耳を傾け、ブラザーが強みを持つ市場で勝ち残ることが大事だと考えています。同時に、"At your side."の精神で、次に必要とされる新しいビジネスに取り組むことが重要です。挑戦には失敗がつきものですが、ブラザーには失敗を経験として捉え、生かす文化があります。多様な事業で培った技術や販売ネットワークを生かしながら、これからもさまざまな挑戦を続け、お客様のニーズにスピーディーにお応えし、持続可能な成長を続けていきます。

また、ブラザーの強みとして挙げられるのは、「お客様の声」を、企画・開発・設計・製造・販売・サービスなどすべての事業活動の原点と考え、その声に迅速にお応えするために構築・実践している、ブラザーグループ独自のマネジメントシステム「ブラザー・バリュー・チェーン・マネジメント」(BVCM)です。このバリューチェーンをグローバルベースで高速で回すことで、いち早く優れた価値をお客様にお届けすることができます。

グローバルな社会課題への対応

国連総会において2015年に採択された、2030年をゴールとする「持続可能な開発目標(SDGs)」は、持続可能な世界を実現するための17の目標を掲げており、企業に対しても行動が期待されています。さらに、多くのステークホルダーから、環境・社会・ガバナンス(ESG)を重視した経営が求められています。
ブラザーグループは創業以来、時代によって変化するお客様の課題、ひいては社会の課題に向き合い、事業活動を行ってきました。事業を通じて社会に貢献するという姿勢のもと、持続的発展が可能な社会の構築に向けて社会課題に対応しています。
特に気候変動対応は、2050年までのカーボンニュートラルの実現という世界的な潮流に加え、世界中で自然災害が多発しているという現実の中で、最優先課題として取り組まねばなりません。より一層気候変動対応を推進するため、ブラザーグループは2020年2月にTCFD提言に賛同し、気候変動が事業に及ぼすリスクと機会に対してシナリオ分析を行い、関連する情報を開示しました。また、2018年に策定した「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」におけるCO2排出削減目標を今年度見直し、2050年までにあらゆる事業活動のカーボンニュートラルとバリューチェーン全体のCO2排出最小化を目指す、という新たな目標を設定しています。
資源循環については、バリューチェーン全体で資源循環の仕組みを整備し、主要製品に投入する新規天然資源量の削減に取り組んでいます。加えてグループ生産拠点において、水資源の効率的な利用と適正処理による排水を継続して進めます。EU 各国は脱炭素のための施策の一つとしてサーキュラーエコノミー政策を推進しています。今後この流れはグローバルに波及していく見込みであり、引き続き対応の強化が必要であると考えています。

ブラザーグループは、サプライチェーンにおける社会的責任を果たすことも推進していきます。RBA(Responsible Business Alliance)対応と CSR 調達の拡充を通じて、グループ内の工場も含め、働く人々の人権が尊重されるとともに、安全安心な労働環境が確保できるように努めます。
また"At your side."の精神を実現するのは従業員です。お客様のニーズがより多様化する中、従業員の多様性と個性を尊重し、一人ひとりの成長を重視した人材の育成と職場環境の整備が重要です。ブラザーグループにおいては、グローバル人材、デジタル人材の育成に加え、女性活躍推進のさらなる強化などにより、多様性が尊重され、一人ひとりが生き生きと輝くことができる職場を実現していきます。

そして社会課題に対する取り組みを推進することで、世の中の課題やお客様のニーズの変化を把握し、ビジネスチャンスとして捉えることも重要であると考えます。さまざまな社会課題への感度を高め、そこからニーズをつかみ、社会課題解決への貢献と企業価値の向上を両立できる企業になりたいと考えています。

新ビジョンの策定―「At your side 2030」

これまでブラザーグループでは中長期ビジョン「グローバルビジョン21」のもと、2019年度にスタートした中期戦略「CS B2021」において、グループ全体で重要な経営課題に焦点を絞り込み、改革を実行してきました。ステークホルダーの皆さまからの期待に応え持続的な成長を続けるためには、長期的な視点でお客様と社会にどのような価値を提供するのかを描き、事業戦略とつなげる必要があると考えます。この考えのもと、ブラザーグループでは、ブラザーの存在意義と社会への価値提供を示した、2022年度から始まる新ビジョン「At your side 2030」を策定し、ビジョンからのバックキャスティング*で同じく2022年度から始まる新たな中期戦略を立案することとしました。

「At your side 2030」を実現するためには、今何をする必要があるのかを可視化することが重要です。つまり、ビジョン実現のために中期的に達成する目標と戦略を決めて、スピード感を持って取り組むことが求められます。現在策定中の新中期戦略では、新ビジョン実現のための道筋を示していきます。ぜひ期待していただきたいと思います。

ブラザーグループはこれからも自らの強みを生かし変革を続けながら事業を通じた社会価値を創出することで、ステークホルダーの皆さまの期待に応え、持続可能な社会に貢献していきます。引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年10月
ブラザー工業株式会社
代表取締役社長
佐々木 一郎

  • 「未来のあるべき姿」を描き、その姿を実現するためには、今何を行うべきか、未来に向けてどう進んでいくべきかを考える思考法のこと。

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