ブラザーグループ環境方針
ブラザーグループは、持続的発展が可能な社会の構築に向け、企業活動のあらゆる面で地球環境の配慮に前向きで継続的な取り組みを行っていく。
ブラザーグループは、あらゆる場面でお客様を第一に考え、モノ創りを通して優れた価値を創造し、迅速に提供することを使命としています。この使命を果たしていくためには、「持続的発展が可能な社会の構築に向け、企業活動のあらゆる面で地球環境への配慮に前向きで継続的な取り組みを行っていく」ことが、不可欠です。これは、「ブラザーグループ環境方針」の基本理念であり、私たちブラザーグループがグローバルに展開するすべての活動の礎として1999年に制定された「ブラザーグループ グローバル憲章」に記され、文化や習慣の違いを超え、グローバル企業にふさわしい体制を作り上げていくために、28言語に翻訳し、グループ従業員へ周知されています。
行動指針と環境活動への展開
環境への配慮はすべての活動の基本です。製品が開発・設計され、製造され、お客様によって使用され、やがて廃棄され、再利用されるまで、すべての段階で安全かつ環境に対する影響を十二分に配慮することを基本とし、以下の行動指針に従い、環境活動への展開を図っています。
行動指針 |
環境活動への展開 |
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1.製造・製品・サービスのすべての事業活動領域において環境目標を定め、環境側面を継続的に改善する。 |
生産拠点・販売拠点ともISO 14001の取得を推進し、CO2排出量削減など、環境負荷低減活動を実施。 |
2.製造・製品・サービスのすべての事業活動領域においてエネルギー使用量削減の重要性を認識し、バリューチェーン全体にわたってエネルギー使用量の削減、効率化につとめる。 |
製品における省エネ性能の向上、事業所における省エネ、物流の効率化など含め、エネルギー使用量の削減、効率化を推進。 |
3.事業を展開するすべての国で法規制を順守することはもちろん、汚染の予防、環境負荷の低減に高度な倫理観を持って行動する。 |
各国の環境法規制に対して徹底した管理体制を敷くことにより、ヌケ・モレを未然に防止し、早期対応を推進。 |
4.技術・製品の開発設計に当たっては、資源の節減(効率化)・循環、有害物質による汚染の回避を常に考え行う。 |
製品開発に当たって、有害化学物質の不使用、リサイクル性の考慮など、さまざまな点で環境配慮型製品を開発。 |
5.ブラザーグループ各社の個々の自主的取り組みを尊重しつつ、「一体のグループ」として環境上の使命を達成する。 |
グループの統一指針となる「ブラザーグループ中期環境行動計画」を策定し、これに基づいて活動を推進。 |
6.環境教育、社内広報活動等により、全社員の環境意識の向上、啓発につとめる。 |
新入社員教育、技術者専門教育、全社員向けe-ラーニングなど、さまざまな教育機会を設け、環境意識の向上に注力。 |
7.お客様、地域社会、その他関係者に対して、当社の環境に関する取り組みを積極的に開示し、理解を得る。 |
環境施設の紹介、各種展示会への出展、小学校など教育機関への出前授業、植林活動などの活動を積極的に開示。 |
8.すべての事業活動領域において生態系への影響の削減に努め、生物多様性の保全に取り組む。 |
生物多様性に配慮した原材料調達、FSCなどの認証紙の採用、森林の復元・保全などの生物多様性保全活動を推進。 |
生物多様性の保全に関わるブラザーグループの取り組み方針
基本方針
ブラザーグループは持続的発展が可能な社会の構築に向け、事業活動での生物多様性への影響の削減に努めるとともに、環境社会貢献活動による生物多様性の保全を行う。
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経営の課題
- 生物多様性保全を企業存続のための重要課題のひとつと捉え、環境経営に組み込む。
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事業活動
- 原材料調達を含む事業活動全体における生物多様性への影響を把握し、その影響の継続的な削減に努める。
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研究開発活動
- 生物多様性の保全と持続可能な利用に関する情報や技術を集積し、技術開発を推進する。
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社会貢献活動
- 生物多様性保全のための活動を行政機関や地域住民、NGOなどステークホルダーと共同して行う。
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全員参加の活動
- 経営者の率先した行動と全社的な啓発施策により、すべての社員の生物多様性への理解と認識を高め、自主的な保全活動につなげる。
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コミュニケーション
- 社内外に活動内容を積極的に開示することにより、生物多様性保全活動の啓蒙に貢献する。
ブラザーグループ紙製品調達方針
基本方針
2024年6月、ブラザーグループは森林資源を利用する企業として事業活動において自然環境、地域社会などに負の影響を与えないことが重要であると捉え、以下5つの項目を紙製品調達方針として策定しています。
- 条約および国際的な法規制および社会規範、森林資源の生産地の法規制が順守されていること
- 森林資源の生産地の住民や先住民の人権が尊重されていること。また、国際規範で定義される人権が尊重され、労働安全衛生および労働者の人権が守られていること
- 「森林破壊ゼロ」の実現に向けた適切な土地利用および森林管理が行われていること
- 深刻な自然環境の破壊や人権侵害を行っていないことを明らかにするため、企業単位でのデューデリジェンスが行われていること
- 紙製品の製造から利用に至る活動・管理について情報公開が行われ、トレーサビリティの確認ができること
環境スローガン「Brother Earth」
ブラザーグループでは、私たちの環境活動を前進させるため、2010年に私たちの取り組みを象徴するロゴとスローガン「Brother Earth」を策定しました。グループの従業員一人ひとりは、「Brother Earth」のもと、「よりよい地球環境を、あなたとともに。」をグループの統一的なメッセージとして、さまざまな活動を加速させています。
なお、2012年には、「ブラザーグループ社会的責任に関する基本原則」を制定し、その中においても、地球環境の保全について、グループ各社が負う責任と行動の根本的な考え方を表明しています。
また、SDGsスペシャルサイト「ブラザー SDGs STORY」では、このスローガンのもとで実施されたブラザーグループの環境保全活動をご紹介しています。
環境負荷削減のキーワード「5R」
ブラザーグループでは1999年より、循環型社会を構築するためのキーワード「3R(リデュース・リユース・リサイクル)」に、「リフューズ」と「リフォーム」を加えた「5R」をキーワードとして環境活動を行っています。特に「リフォーム」は、新しい意識と発想で現在あるものの形を変えて新しい価値を生み出すという、ブラザーグループ独自の考え方です。
「5R」という考え方
- Refuse(リフューズ):環境負荷となるものをなるべく購入しない
- Reduce(リデュース):排出量を減らす
- Reuse(リユース):排出物をそのまま再利用する
- Reform(リフォーム):形を変えて別の用途に使用する
- Recycle(リサイクル):資源として再利用する