「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」
2018年3月19日策定、2022年1月24日改定
「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」は、エネルギーや資源を使用し、紙や糸、布などの生物由来の物を使用する製品を提供する企業として、気候変動や資源枯渇、環境汚染、生態系破壊といった社会的な重要課題をブラザーグループの事業上のリスクとして捉え、長期的かつ継続的にその解決に取り組むことを明確にしたものです。
ブラザーグループが取り組む3つの重要課題
CO2排出削減
パリ協定に賛同し温室効果ガス排出量を実質ゼロにする脱炭素社会形成へ貢献
2030年度中期目標
- [スコープ1・2] 2015年度比で65%削減する
- [スコープ3] C1・C11・C12 2015年度比で30%削減する
- 「2030年度中期目標」は、温室効果ガスの排出削減目標達成を推進するために設立された国際的なイニシアチブ「Science Based Targets initiative(SBTi)」より、科学的根拠に基づいた目標(1.5°C目標)として認定されています。
2050年ビジョン 脱炭素社会への貢献
2050年、ブラザーグループは、あらゆる事業活動のカーボンニュートラル*とバリューチェーン全体のCO2排出最小化を目指し、脱炭素社会の形成に貢献している。
- ブラザーグループから排出するCO2を全体としてゼロにする
主な取り組み:太陽光発電の導入、空調設備の更新、生産設備の更新・省エネ化など
資源循環
事業活動における資源の持続可能な利用と廃棄物による環境負荷を最小化
2030年度中期目標 新規資源削減
- 循環経済型ビジネスの拡大と資源の再生利用により、2030年度までに製品*1に投入する新規資源率を65%以下*2とする
- グループ生産拠点において継続的に水資源の効率的な利用と適正処理による排水に努めている
- 包装材を含む
- 対象は、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業、マシナリー事業、パーソナル・アンド・ホーム事業
2050年ビジョン 資源循環の最大化
2050年に向けて、ブラザーグループは、資源循環の最大化により、資源の持続可能な利用と廃棄物による環境負荷の最小化を目指す。
主な取り組み:循環経済型ビジネスの拡大、製品・部品のリユース、リサイクル材使用など
生物多様性保全
事業活動の環境負荷を最小化すると共にその負荷を上回る生態系の修復・保全活動を推進
2030年度中期目標 生態系への環境負荷低減
- 事業活動が生態系に与える環境負荷および、その修復・保全活動の影響を評価し、生態系への環境負荷の回避、低減に取り組んでいる
- グループ全体の生産・販売拠点において、各地域の状況に応じた自主的な生態系の修復・保全活動をしている
2050年ビジョン 生態系への貢献
2050年、ブラザーグループは、事業活動が生態系へ与える環境負荷を最小化し、環境負荷を上回る修復・保全活動をしている。
主な取り組み:生物多様性保全活動、自然保護活動を行う外部団体とのパートナーシップ、CO2排出削減、資源循環の推進