サステナビリティ

環境(E)

汚染予防と化学物質管理

サステナビリティ

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 6 安全な水とトイレを世界中に
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任

汚染予防と化学物質管理の基本的な考え方

ブラザーグループは、「ブラザーグループ環境方針」に基づき、事業活動を展開する各国・地域において関連する法規制を確実に順守するとともに、環境汚染の未然防止に積極的に取り組んでいます。これらの活動を通じて、グローバルに持続可能な社会の構築に貢献することを目指しています。

化学物質の管理と削減

ブラザー工業株式会社(以下、ブラザー工業)では、1998年に一般社団法人日本経済団体連合会によるPRTR制度の導入に伴う先行調査に参加し、事業所で使用されている化学物質の移動・排出量を1997年度分から報告しています。

フロンについては、「フロン排出抑制法」の施行(2015年4月)に伴い、2015年から一般財団法人日本冷媒・環境保全機構の「冷媒管理システム」を用いて空調設備を管理しています。このシステムにより、約1,600台に及ぶブラザー工業の国内空調機器の稼働状況が一元的に把握できています。2025年度も報告義務を超える漏えいは発生していません。

大気・水質・土壌など汚染防止

ブラザーグループでは、環境事故の未然防止を第一優先とし、対象となる施設・工程を見直し、適時汚染の可能性が低い方式への転換を図っています。また、既存の施設管理は、各拠点が取得しているISO 14001の仕組みの活用により自主管理値を設定・順守し、汚染防止を図っています。

大気汚染の未然防止

ブラザーグループでは、化石燃料を直接燃焼するタイプのボイラーや暖房機を、電化、またはCO2排出係数の低い都市ガスに変更することで環境への負荷を軽減し、大気汚染防止に努めています。
ブラザー工業では、従業員寮を含め全事業所で大気汚染に関わる特定施設の重油ボイラーを廃止しています。海外の生産拠点でも、従業員寮に太陽光温水器やヒートポンプ設備を導入し、重油ボイラーの使用を大幅に削減しています。また、中国華南地区にある兄弟高科技(深圳)有限公司(以下、BTSL)で使用する電力は、重油による自家発電を廃止し、市が供給する電力に切り替えました。これらの取り組みにより、大気汚染・CO2排出による温暖化・土壌や地下水汚染などのリスクを軽減しています。

VOC(揮発性有機化合物)の排出削減については、有機溶剤の含有率が低い材料への転換や、使用量削減などの対策を継続して実施しています。BTSLにおいては樹脂の成形工程や実装基板の製造工程から排出されるVOCの処理設備を2015年に設置するとともに、大気汚染防止に努めています。
兄弟機械(西安)有限公司においては、2021年に排気ガス処理設備を更新し、2022年度に高温処理工程からの排ガスに含まれる汚染因子をより効率的に除去するため、VOC処理設備に接続する改良を行うなど、大気汚染防止に継続的に取り組んでいます。

兄弟高科技(深圳)有限公司のVOC排気処理設備 兄弟高科技(深圳)有限公司:VOC排気処理設備 兄弟機械(西安)有限公司:VOC排気処理設備 兄弟機械(西安)有限公司:VOC排気処理設備

水質汚染の未然防止

水質汚濁防止については、以下の取り組みを実施しています。
ブラザー工業では、2011年度に最新式の膜分離活性汚泥方式を採用した排水処理施設を刈谷工場に設置しました。
海外の生産拠点では、ブラザーインダストリーズ(サイゴン)Ltd.の部品洗浄排水、兄弟機械(西安)有限公司の塗装前処理排水、台弟工業股份有限公司の塗装前処理排水を対象に、排水処理施設を設けました。2012年に工場を増設したブラザーインダストリーズ(ベトナム)Ltd.では、排水処理施設を生物膜方式の施設に更新し処理能力を向上させることで、排水の環境負荷数値を大きく低減しました。
下水道のインフラ整備がない事業所では、生活排水の浄化設備および後処理設備を設置して、適切な施設管理手順の運用により排水基準を順守しています。さらに、排水処理施設へCOD(化学的酸素要求量)を常時監視するシステムの導入、食堂排水へオイルトラップを設置するなどの対策を施し、万が一の油流出の事態に備えています。また、定期的にBOD(生物化学的酸素要求量)や、ノルマルヘキサン抽出物質(水中の油分などを表す指標)などの測定監視を行っています。

土壌汚染対策

ブラザーグループでは、事業活動に伴う土壌・地下水汚染の未然防止と適切な管理に努めています。
1997年に過去に工場内で使用していた有機塩素系化合物、有害重金属に対する土壌調査を開始して以降、事業所の新設・廃止や土地売却時には、法令に基づく土壌調査を実施しています。汚染が確認された場合は、土壌浄化、拡散防止とその定期的な調査をするなど、適切な是正措置を講じています。また、これらの状況については、関係当局や地域社会に対して適切に情報開示しています。

騒音・振動・悪臭の発生防止

ブラザー工業では、近隣の住宅・学校・通行人への配慮として、騒音・振動・悪臭の発生防止に取り組んでいます。発生源の移設、転換することで低減を行い、基準値を超えるものに対しては適切に処理を行っています。より厳しい自主基準を設けて監視を継続することで、騒音・振動・悪臭の発生を未然に予防しています。

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