サステナビリティ

価値創造の仕組み

商品企画・研究開発

サステナビリティ

  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12 つくる責任つかう責任

お客様に評価され選ばれる製品を提供するために

お客様視点を製品の隅々にまで反映する

ブラザーグループでは、多様な独自技術を生かしてお客様の求める製品・サービスを生み出すことが真の技術力であると考えています。
それは、優れた技術は製品の設計に生かされてこそ価値が生まれると考えるためです。
お客様に評価され選ばれる製品を提供するために、ブラザーグループの技術者はお客様と向き合い、お客様の声に真摯に耳を傾けています。そして、お客様に喜んでいただけるように、ご要望をどのような技術で実現するか、どのような製品でお客様の役に立つことができるかを常に考えながら、価値創造に取り組んでいます。

お客様の困りごとを技術で解決する

ブラザー工業株式会社は、国内で3,000台を超えるフォークリフトを使用しているトヨタ自動車株式会社のご協力のもと、暑熱対策と低消費電力によるCO2排出削減を両立した、フォークリフト用スポットクーラー「PureDrive-FL」を開発しました。

昨今、熱中症患者数が増加する中、勤務中に起こる熱中症の大半が工場などの作業現場で起きています。フォークリフトにスポットクーラーを搭載する対策を試みても、消費電力が大きく環境に負荷がかかるため、フォークリフトのドライバーや管理者にとって、暑熱対策と省エネ対策を両立することは長年の課題でした。

そこでブラザー工業は、これまでの製品開発の中で培った熱流体解析技術を活用し、夏場の過酷な労働環境においても十分な冷却効果を得られながら、低消費電力を実現したスポットクーラーを開発しました。低消費電力のため、電源となる車両本体のバッテリーの電力消費量を抑制でき、フォークリフトの稼働時間にほとんど影響しません。さらに、ブラザーのシミュレーション技術を活用して小型化に成功。これにより、フォークリフトのヘッドガードへ設置が可能になったため、ドライバーの視界を良好に保つといった安全性も確保しています。ほかにも、フォークリフト運転時の強い衝撃や振動に対し、JIS規格に準拠した耐性も備えており、フォークリフト作業者の労働環境の改善に貢献しています。

ブラザーグループは、今後とも、長い歴史で培われた多様な技術を生かし、社会課題の解決も意識しながら、お客様のニーズにあった最適な製品の提供を続けていきます。

お客様視点で潜在ニーズをつかみ、プリンティングのオンリーワンを極める

A4用紙を自動でA5サイズにできる業界初の自動カッティングプリンター「CUTFIT」

2022年に日本で発売した自動カッティングプリンター「CUTFIT(カットフィット)* DCP-J1800N」は、A4用紙をセットして印刷すると自動で用紙を半分にカットできることで、A5サイズの印刷も可能にしたA4インクジェットプリンターです。プリンターユーザーへの調査を行った結果、免許証などの小さなもののコピーや印刷面積の小さなデータの印刷をする場合、プリントされたA4の用紙を半分に切るなどの対応をしているユーザーが多く、A5サイズのような小さな用紙への印刷のニーズが一定数あることが分かりました。このニーズ把握を起点として、以前からコンパクトであったインクジェットプリンター内部にあるわずかなスペースにカッターを内蔵し、業界初の自動カット機能を搭載したプリンターが生まれました。必要に応じてA4サイズでもA5サイズでも印刷ができ、ユーザーが自ら用紙を半分に切るなどの手間が省けることに加え、紙やインクを節約できるという点で、印刷コスト削減や環境負荷低減にも配慮された製品です。

CUTFIT_DCP-J1800N CUTFIT(カットフィット) DCP-J1800N

ブラザー工業は、これからもお客様視点で的確に潜在ニーズをつかむ商品企画を推進することで、ブラザーグループビジョン「At your side 2030」に掲げている「プリンティングのオンリーワンを極め、次を切り拓く」ことを具現化していきます。

  • 日本国内限定の製品名

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