地域社会とともに

各地域での社会貢献活動

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 11 住み続けられるまちづくりを

社会課題の解決や地域活性化にビジネスとして取り組む若者を支援

「東海若手起業塾」の立ち上げに参画し、継続して起業家支援をサポート

ブラザー工業株式会社(以下、ブラザー工業)は、本社のある東海地区で社会課題の解決や地域活性化にビジネスとして取り組む若い社会起業家を支援する「東海若手起業塾」の立ち上げに参画し、その活動への協賛を2008年から開始しました。

起業塾では、起業家の事業戦略の立案やサービス開発を支援するなど事業を成長軌道に乗せるための取り組みをしており、2018年までに合計46組の介護や福祉、障がい者の就労支援、子どもの学びの場づくり、子育て支援などに携わる起業家を支援しました。

2019年度は、外国人労働者の支援や女性のキャリア開発などの社会課題解決を目指す5名が、12期生として起業塾に参加しました。

従業員がプロボノとして社会課題解決に参画できる仕組みを構築

2012年からは、ブラザー工業の従業員を対象にプロボノを募集し、従業員が業務で培ったスキルや経験を生かして起業家を支援するとともに、事業を通じた社会課題の解決について学ぶ機会を設けています。

プロボノとして参画した従業員は、6か月間で合計50時間の就業時間を活動にあてることが認められており、就業時間以外の時間も使いながら、ターゲットの絞り込み、損益計算、提供するサービスの価値を向上させる戦略の立案、市場調査のサポートなど自身のスキルや経験を活用した支援を行いました。

2019年3月にブラザー工業の従業員を対象に行った11期のプロボノ活動報告会では、プロボノとして参画した従業員から「起業家の支援を通じて、物事を見る視点が高まった」「価値観の異なる人との意見交換で刺激を受けた」「自分の力を幅広い分野で試すことができ、価値ある経験ができた」という報告がされました。

12期の報告会は2020年3月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため開催を見送りました。そこで、2020年度の東海若手起業塾と併せて、12期の報告会を開催する予定です。

起業家と対話するプロボノの従業員(右) 起業家と対話するプロボノの従業員(右) プロボノ活動報告会(2019年3月) プロボノ活動報告会(2019年3月)

ブラザー工業は、これからも社会的課題の解決や地域の活性化にビジネスとして取り組む若手起業家を支援する起業塾への協賛と、従業員のプロボノ活動によって、社会に貢献するとともに、事業を通じた社会課題の解決を進めるために必要な従業員の学びと成長の機会を拡充していきます。

オーストラリアで、食物ロス削減と貧困対策支援

市民団体が主催する「チャリティ・クッキング」に参加

ブラザーインターナショナル(オーストラリア)Pty. Ltd.(以下、BIA)は、2019年8月、オーストラリア初のフード・レスキュー*団体であるオズハーベストの「チャリティ・クッキング」に参加、恵まれない方々のために食事を作り、提供しました。

オーストラリアでは、年間4百万トンの食糧が廃棄される一方で、毎年2百万人が食糧援助に頼っています。
オズハーベストは、スーパーマーケットなどから回収した質の高い余剰食材を調理し、全国600の慈善団体に無料で提供する「チャリティ・クッキング」を行っています。
余剰食材は、賞味期限が近いだけで問題なく食べられるため、オズハーベストが回収、恵まれない方々へ提供することで廃棄量を減らせる上、人々の役に立つことが可能です。

BIAの従業員とその家族は、オズハーベストの指導を受けながら、寄付された食材で150人分を調理、その日のうちにホームレスの保護支援センターへ届けました。

チャリティ・クッキング参加者 チャリティ・クッキング参加者 支援センターへ届ける料理 支援センターへ届ける料理

参加した従業員からは「恵まれない方々のために経験豊かなシェフたちとおいしい食事を作ることができて良かったです。このボランティア活動によって、自分がどうしたら食材の無駄を減らすことができるか、今一度考えることができました。」というコメントがありました。

BIAがチャリティ・クッキングに参加するのは7回目で、これまで1,000食以上作り、提供してきました。
これからも社会課題の解決や地域に対する貢献を意識し、恵まれない方々への支援を継続的に取り組んでいきます。

  • 廃棄食品を減らすために、賞味期限が近いだけで問題なく食べられる食材を有効活用すること。

老人福祉施設における支援

音楽療養コンテンツを提供し、高齢者に健康と楽しみをお届け

株式会社エクシング(以下、エクシング)は、2014年から公益社団法人「虹の会」*の活動を支援しています。

「虹の会」は、高齢者の健康な生活や、児童の健全育成などを目的として、多くの芸能人・文化人により1979年に設立されました。その主要活動である「虹のキャラバン」は、全国の老人福祉施設を訪問し、ご高齢の方々と一緒にダンスや音楽を楽しみ、より元気になっていただく機会を提供。1987年に活動を開始して以来、4,550ヵ所以上の施設(2020年3月現在)を巡回しました。
エクシングの従業員は「虹のキャラバン」に同行し、楽しいひとときを過ごしていただけるように、歌やダンス、体操を組み合わせた音楽療養コンテンツ「健康王国」を提供するとともに、音響機器の設置・操作を支援しています。
参加された方から「懐かしい歌を聞くと心が和み、元気になり、若返ります。これからもこの活動を続けていただければ嬉しいです。」というコメントが寄せられました。

また「虹の会」は、認知症予防のための未病対策プログラムを開発。さらに、高齢者の状態に合わせて認知症予防や介護予防の指導を行う「音楽健康福祉士」を育成しています。2020年3月現在、400名以上の方がこの資格を取得、介護施設のスタッフや生活指導員として全国で活躍されています。「音楽健康福祉士」を育成するセミナーで、エクシングは地方での会場選定や申し込みなどの運営だけではなく、このプログラムの医学的効果を検証するため、データの収集や調査にも協力しています。

老人福祉施設を訪問する「虹のキャラバン」 老人福祉施設を訪問する「虹のキャラバン」 「音楽健康福祉士」の育成セミナー 「音楽健康福祉士」の育成セミナー

エクシングは、ご高齢の方々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上と健康寿命延伸を目指して、今後も社会課題を解決する支援を続けていきます。

  • 「虹の会」のホームページ:http://www.nijinokai.or.jp/(「公益社団法人虹の会」のサイトへリンクします。)
  • 現在、これらの活動は、新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、延期・調整中です。

南アフリカ共和国で、恵まれない若者たちの就労を支援

若者の雇用を促進するプログラムに協賛し、職業訓練を実施

南アフリカ共和国では、不当な差別を受け、不利益を被った人々に対して、経済活動に参加する権利と機会の不公平を解消し、地位の回復を目的とするBroad-Based Black Economic Empowerment政策(以下 B-BBEE)が行われています。

ブラザーインターナショナル(南アフリカ) (Pty) Ltd. (以下 BI(南ア))は、B-BBEEの一環で若者の雇用を促進するプログラムに協賛、就職の機会に恵まれない18歳から35歳までの若者に対して、 BI(南ア)のオフィスや、ほかの施設で12カ月間、職業訓練の機会を提供、優秀だと認められた場合は、正社員として雇用しています。2019年度は14人をインターンとして受け入れ、その内25%がプロジェクト終了後に雇用されました。2020年度は2人をインターンとして受け入れ、ブラザー製品の実習と併せて、コンピューターや初心者向けの経営管理など様々なトレーニングを実施しました。また、基本的な初心者レベルのICT*スキルを使った29の学習や、高度な縫製に関する9つの学習も行いました。一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、店頭における販促活動の機会は提供できませんでした。12カ月間の勤務経験があると、他の就職先を見つけられる可能性が80%になる、という調査結果があり、BI(南ア)は南アフリカにおける社会経済の発展や、恵まれない若者の技能開発に貢献しています。

ミシンの実習 ミシンの実習

また、BI(南ア)は、歴史的に不利な立場に置かれている南アフリカ人の管理職登用も積極的に進めています。その比率は、B-BBEEのスコアカードで目標に定められた60%に対し、BI(南ア)では50%となっています。

BI(南ア)は、恵まれない若年層の雇用促進といった社会課題を解決するため、継続的な取り組みを行っていきます。

  • 「情報通信技術(Information and Communication Technology)」の略で、通信技術を利用したコミュニケーションのこと。

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