従業員とともに

人材育成

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12 つくる責任つかう責任

人材開発の基本方針

従業員の多様性と個性を尊重し、優れた価値を提供できるグローバルな人材を育成

ブラザーグループは「自律型社員の育成」を人材開発の基本方針としており、従業員一人ひとりが、ビジョンを理解し、共感し、自ら行動に移し、結果を出すことができる姿を目指しています。
会社と従業員の関係は「ブラザーグループ グローバル憲章」の「従業員」の項目に示しているように

  1. 従業員の持つ多様性の尊重
  2. 従業員による、さまざまな能力の発揮
  3. チャレンジングな仕事の提供

を重視しています。そして各国、各地域、各事業に則した人材育成と関連制度の充実を図ることが、従業員の長期にわたる才能・スキルの発揮に結びつくと考え、育成環境の整備とさまざまな制度を構築しています。近年、グローバル化はもとより、情報技術の向上、ライフスタイルの多様化など、働き方を取り巻く環境が大きく変化している中、より主体的なキャリア形成をはかることのできる人材の育成や教育を実施。グローバルで活躍する人材に必要なスキルを向上させるため、従業員には研修への積極的な参加を求めています。

取り組みの一環として、節目の年齢でこれまでの経験や環境変化などを振り返り、なりたい姿を描くキャリアデザインプログラムや必要なスキルが身につけられるよう希望者が参加できる公開研修、若手従業員を対象に早期に海外で経験を積むトレーニー派遣などを実施しています。また、新任の管理職(上級職)向けには、実例をもとにしたケース・スタディを行う各種ハラスメントや人権など20以上のプログラムを用意し、毎年50名以上が受講しています。

従業員の能力開発に関する研修・教育の実績(ブラザー工業)

総時間*1、2 99,274時間
従業員一人における平均金額*1、2 79,778円
従業員一人における平均日数*1、2 1.09日
従業員一人における平均時間*1、2 26.12時間
研修の種類*1、2 階層別研修、新任管理職研修、公開研修など
  1. 2019年度
  2. 人事部、製造企画部主催の研修のみ

また、日本では2017年度から上司と部下が1対1で対話を行う1on1の取り組みを開始し、全社で広く導入しています。
ブラザーグループは、これからもグローバルに計画的・長期的な人材育成を進めていきます。

グローバルな課題に対応できる人材を育成

さまざまな経験によって、広い視野と高い専門性を得る

ブラザーグループは、広い視野と高い専門性を持ち、グローバルな課題に対応できる人材を育成するため、ブラザー工業株式会社(以下、ブラザー工業)と海外のグループ会社の間で人材を派遣する研修「トレーニー制度」を2008年度から実施しています。

この研修は、人材育成計画に基づいて選出された若手の従業員が対象で、派遣期間は3か月から2年とし、派遣元と派遣先で事前に立案した研修計画にそったOJT(On the Job Training)を行います。トレーニー制度の開始当初は自身の専門業務に関係する研修が中心でしたが、2015年度からは、開発者が営業担当者と一緒にお客様を訪問し、ニーズや使用状況をお客様から直接聞くなど、専門性とは異なる経験を通じて新たな知見を得る研修も実施しています。また、2018年度からは、20代の技術者が1ヶ月間、海外の生産・修理現場で学ぶ短期派遣も開始しました。
開発者や技術者が普段の担当範囲とは異なる業務を学ぶことで、お客様のもとへ優れた価値をお届けするブラザー独自のマネジメントシステムである「ブラザー・バリュー・チェーン・マネジメント」(BVCM)を推進できる人材の育成を強化しています。

2019年度は、ブラザー工業からドイツやインドネシアなどのグループ会社に37名、フィリピンや中国にあるグループ会社からブラザー工業に14名の従業員を派遣しています。ブラザー工業入社12年目のある製造技能者は、中国西安市にあるマシナリー事業の生産拠点である兄弟機械(西安)有限公司に派遣されました。現地の作業者と一緒に、作業一つ一つを丁寧に確認することで、測定した数値や工程全体にかかる時間の見直しや削減など、日本で再現できない事象を、実際の現場で体現できました。

兄弟機械(西安)有限公司での作業確認 兄弟機械(西安)有限公司での作業確認

ブラザーグループは、これからも優れた価値を提供できるグローバルな人材の育成に取り組んでいきます。

ブラザー工業株式会社 マシナリー事業 製造部 沖田 一

トレーニー研修参加者の声
~事業全体へ貢献できるグローバル人材へ成長する~

ブラザー工業株式会社 マシナリー事業 製造部
沖田 一

私は3ヶ月間、西安の生産拠点において工程削減を目指し、現地スタッフと一丸となって改善活動を行いました。自ら積極的に発言を行うことはもちろん、スタッフとはデータや伝わりやすい言葉を使いながら意思疎通が円滑に取れるよう努めました。こうした現地だからこそ実現できたスタッフとの連携により、日本と中国における生産現場の違いを認識し、生産工程の見える化やタスク管理、手順書の作成による教育を実現することができました。
今後も、部門間や拠点間の連携強化を意識しながら、お客様にとって安心・安全で満足していただける製品をお届けすることができるよう、改善活動や人材育成に取り組んでいきたいと思います。

若手デザイナーを早期育成する研修プログラム

デザイナーと開発設計者の交流が、"At your side." *をカタチにする

ブラザー工業の開発センター 総合デザイン部は、若手デザイナーを早期に育成するため、若手デザイナーだけではなくベテランデザイナーや開発設計者も参加するワークショップ形式の研修プログラムを、2017年から実施しています。

若手デザイナーは、ベテランデザイナーと議論を重ねる中でデザインスキルを継承し、開発設計者との交流から、製品機能について理解を深めます。
製品トレンドが変化していく中、デザイン視点を養うため、他社製品を題材として使い、そのデザインが考案された背景を分析しつつ、もの作りに対する姿勢の違いを議論。さらに、設計者のこだわり、デザイナーの工夫といった立場による考え方の違いを確認するなど、6つの演習課題に取り組みます。

意見交換するデザイナーと開発設計者 意見交換するデザイナーと開発設計者 研修プログラムの6つの演習課題 研修プログラムの6つの演習課題

この研修プログラムを通じて、若手デザイナーは、「なぜそのデザインなのか」を、抽象的な表現でなく、相手に分かりやすく具体的に説明する能力を高めます。そして、単に製品を美しくデザインすることではなく、"At your side."の精神で、お客様のご要望にお応えする製品を、より使いやすいカタチに仕上げることがデザイナーの役割だと気づきます。

ブラザーグループは、これからも優れた価値を提供できる人材の育成を推進していきます。

  • "At your side." : あらゆる場面で、常にお客様のことを第一に考えるという、ブラザーのコーポレートメッセージ。

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