環境に配慮した製品づくり

製品のライフサイクルにおける環境配慮

  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 14 海の豊かさを守ろう
  • 15 陸の豊かさも守ろう

各ステージで環境負荷の削減目標を強化し、取り組みを加速

すべての製品でライフサイクルのステージごとに環境負荷を削減する取り組みは、ブラザーグループのモノ創りの基本です。

製品のライフサイクルにおける環境配慮

各ステージの環境負荷削減は密接に関連しており、特定のステージに偏ることなく、全てのステージで小さな工夫の積み重ねや技術革新を組み合わせた、弛まない努力が求められています。ブラザーグループはこのような取り組みを事業活動の隅々まで浸透させ、お客様に環境配慮製品をお届けする企業であり続けることを目指しています。

特に「ブラザーグループ中期環境行動計画2018」(2016~2018)では、環境配慮設計プロセスやグリーン調達のさらなる強化、CO2排出量や水利用量の削減をはじめとする生産拠点での継続的な環境負荷削減、梱包最適化の推進などによる物流段階でのCO2排出量の削減、製品使用時の省エネ性能のさらなる引き上げ、製品や消耗品のリユース・リサイクル性向上や回収システムの構築など、各ステージでの削減目標を強化しており、その活動を加速させました。

さらに「ブラザーグループ中期環境行動計画2021」(2019-2021)では、環境配慮製品の創出、バリューチェーン全体で排出されるCO₂の削減、事業活動における資源循環の強化、事業活動が生態系に与える負荷を低減及び保全活動の拡大、環境法規制の順守及び社会的要請への的確な取り組みなど、「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」に掲げた重要課題の解決に向けステークホルダーと共に積極的に推進しています。

1 開発・設計

基本方針

ブラザー製品が、

  • 各国・地域の法律や規制に則っているか
  • 省資源化を図っているか
  • 業界トップレベルの省エネ性能を達成しているか
  • 「ブラザーグループグリーン調達基準書」に定義された、有害な化学物質は使われていないか
  • 使い終わったときにリサイクルしやすい設計か
  • (化学物質、騒音など)エミッション基準に適合できているか

など、開発・設計段階で都度確認します。ライフサイクルを通した環境配慮製品を考える場合、この段階でしっかりした対策をとることが極めて重要です。
また、以下の「製品環境アセスメント」に挙げた「重要評価項目」について開発・設計の初期段階で目標値を設定するよう手順を定めています。

エアフローシミュレーション 【事例】エアフローシミュレーション

施策

主要な開発段階で「製品環境アセスメント」を実施し、材料調達から生産、使用、回収・リサイクルに至るまでの製品のライフサイクルを考慮した環境配慮設計を実施し、各国環境ラベルを積極的に取得しています。
また、特に欧米のお客様に対してエコデクラレーション(ECMA-370)に沿った製品情報を開示しています。

製品環境アセスメントとLCA(ライフサイクルアセスメント)

ブラザー工業株式会社は、材料調達から生産、使用、回収・リサイクルに至るまでの製品のライフサイクルを通し、環境への影響を評価する「製品環境アセスメント」を実施しています。アセスメント評価項目は全部で51項目あり、そのうちの重要評価項目については製品開発段階での改善の実施を義務付けています。

製品環境アセスメントの流れ 製品環境アセスメントの流れ

製品環境アセスメント重要評価項目(製品本体および付属品など)

  • 小型軽量化
  • 部品のリユース/リサイクル性、分離/分解性、難分解構造の回避、樹脂材質の統合
  • 生産/使用段階の有害性
  • 包装材の小型・軽量化、リサイクル性
  • 材質表示、関連法規制の順守、環境ラベル適合性

この製品環境アセスメントには、製品におけるライフサイクルの各段階で「どれだけ環境に負荷を及ぼすか」を数値データとして定量的に把握するLCAの手法を取り入れており、製品ごとに環境負荷の特性や改善ポイントの把握、改善効果の確認などを行っています。LCA評価結果は製品の環境情報として、環境ラベル取得製品などを示したブラザー工業株式会社のWebサイトや一般社団法人サステナブル経営推進機構が管理・運営するWebサイトにおいて「エコリーフ環境ラベル」として公開しています。

さらに2007年より、ブラザー工業株式会社の社内イントラネット掲載によりLCA情報を各部門と共有することにより環境配慮製品の開発を促進しています。
2020年5月現在、 LCA情報に登録されたエコリーフ製品は画像機器を中心に日本仕様283製品、アメリカ仕様56製品です(登録継続中の日本仕様123製品、アメリカ仕様56機種)。
今後もLCA手法を活用した製品の環境負荷削減をさらに促進していきます。

「エコリーフ環境ラベル」取得製品 「エコリーフ環境ラベル」取得製品

(「エコリーフ環境ラベルプログラム」のサイトへリンクします)

2 調達

基本方針

製品を構成する部品や材料を、

  • 有害な化学物質を含んでいないか
  • 環境に配慮した生産工程で作られているか

などの観点から確認し、環境に配慮された部材を優先的に購入します。

施策

お取引先各社と連携しながら、ITを活用した「ブラザーグリーン調達システム」による製品含有化学物質のデータ管理、代替部品、材料への切り替えを促進。欧州REACH規則に基づく、高懸念物質候補リスト掲載物質への対応も推進しています。

製品における環境法規制対応

3 生産

基本方針

ブラザーグループの生産拠点では、

  • 材料やエネルギー、水資源などの効率的な利用
  • 排気や排水中の汚染物質の削減
  • 廃棄物が発生しない工夫
  • 発生した廃棄物の再利用

などに配慮して製品を製造します。

エコファクトリー 【事例】エコファクトリー

施策

  • 各生産拠点で、設備を効率的に稼働させることで電力消費を減らし、CO2排出量を削減
  • 埋め立てごみゼロ活動を展開などに配慮して製品を製造します。

塗装レス 【事例】塗装レス

4 包装・物流

基本方針

  • 製品の包装/廃棄物を可能な限り減らす
  • 物流/運送時のCO2排出量削減

に努めます。

施策

  • 包装材の簡易・小型化を推進
  • 異なる製品を混載して同時に輸送
  • 配送ルートの継続的な見直し

梱包ダウンサイジング 【事例】梱包ダウンサイジング

5 使用

基本方針

お客様が製品を使うときに

  • いかにエネルギーの使用を最小限にするか
  • いかに多くの方に、便利に心地よく、安全にお使いいただけるか

に配慮するとともに、製品に関する総合的な環境情報の開示に努めます。

環境配慮製品に与えられる環境ラベルや省エネ基準適合表示 環境配慮製品に与えられる環境ラベルや省エネ基準適合表示の例

施策

6 回収・リサイクル

基本方針

お客様が製品を使い終わったときの配慮として

  • 使用済み製品や消耗品の回収・リサイクル
  • リサイクルのしやすさに配慮した製品設計

などに取り組みます。

トナーカートリッジリサイクル 【事例】トナーカートリッジリサイクル

施策

  • 国内インクカートリッジについては、プリンティング機器メーカーと共同で「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を運用中
  • 国内トナーカートリッジ・ドラムユニット、ラベルライターのテープカセットについては、独自に回収・リサイクルシステムを運用中
  • 使用済みカートリッジの回収を通じて、ベルマーク運動に参加し、環境保全活動とともに教育支援に取組中
  • 海外トナー・インクカートリッジは、40以上の国と地域で回収・リサイクルシステムを構築して運用中
  • 製品の回収・リサイクルは、欧州ではWEEE指令に従い実施。オーストラリア、ニュージーランドでは自主的な回収・リサイクルを実施。日本ではビジネスパートナーと共同で、法人向け使用済み自社製品(ファックス・プリンター・複合機)の回収・リサイクルを実施

【事例】ベルマーク運動でエコ活動(日本)

ブラザー販売株式会社は、教育支援を通した社会貢献活動への積極的な参画、使用済みカートリッジのさらなる回収率向上と再資源化の促進を目指し、ベルマーク運動に参加しています。

ベルマーク付与までの流れ

対象商品の一例

対象商品の一例

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