サステナビリティを重視した経営の推進体制
サステナビリティ委員会
ブラザーグループでは、サステナビリティ基本方針に基づき、サステナビリティ委員会を設置しています。委員会は、マテリアリティを解決するための各種活動など、サステナビリティを重視した経営をグローバルに推進していくことを目的としています。
サステナビリティ委員会の体制
サステナビリティ委員会は、代表取締役社長を委員長としています。また、委員会には、定例会と必要に応じて委員長が招集する臨時会があり、各分科会のオーナーおよび常務以上の執行役員、事業統括執行役員、その他必要な機能として代表取締役社長が定める者により構成されています。
加えて、委員会発足時には、特定分野における各種活動を推進するため、3つの分科会を設置しました。その後2022年度の活動を経て、より部門横断でサステナビリティを重視した経営を推進するために体制を見直し、2023年4月から6つの分科会体制に変更しました。
推進体制
価値創出支援分科会 |
ブラザーグループが製品・サービスの提供を通じてお客様の価値創出を支援し、お客様から支持を得るための活動を推進
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DEI分科会 |
誰もが生き生きと活躍できる社会を実現し、ブラザーグループがさらなる多様性とエンゲージメントに満ちた職場をつくるための活動を推進
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責任あるバリューチェーン分科会 |
ブラザーグループのバリューチェーンにおいて、事業に関わる人々の人権が尊重され、労働者に安全安心な職場を提供するための活動を推進
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気候変動対応分科会 |
「ブラザーグループ環境ビジョン2050」における脱炭素社会への貢献、資源循環の最大化達成のための活動を推進
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コーポレートガバナンス分科会 |
ブラザーグループのビジョン実現と、そのための経営戦略の実効性を促進するコーポレートガバナンス構築のための活動を推進
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サステナビリティ・コミュニケーション分科会 |
社会からの要請に対応し、適切な情報発信を通じて、ステークホルダーの皆さまと長期的な信頼関係を築くための活動を推進
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サステナビリティ委員会における取り組み
サステナビリティ委員会は、サステナビリティに関する継続的な議論を行うことに加え、サステナビリティ課題における意思決定を行う場にもなっています。また、委員長は、委員会の活動計画および活動実績について、取締役会で定期的に報告を行うものとしています。
サステナビリティ委員会における主な議論内容
対象年度 | 開催回数 | 主な議論内容 |
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2023年度 | 10回 |
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事業を通じた社会課題解決
CO2排出削減と資源循環に貢献(プリンティング・アンド・ソリューションズ事業)
グループビジョン「At your side 2030」で掲げている「社会の発展と地球の未来に貢献する」を実現するために、P&S事業では、省エネ・省資源など環境に配慮した製品の開発や取り組みを実施しています。その一例として、レーザープリンター・複合機で使用されたトナーカートリッジを回収、リサイクルし、再びお客様にお届けしています。2023年度に、スロバキア工場でリサイクルされているトナーカートリッジ「TN-3512 RE」が、リサイクルカートリッジとしては世界で初めて、ブルーエンジェル認証*を取得しました。カートリッジを再利用してトナーを再充填することで、新品のカートリッジを生産することと比較して、資源の有効活用とともに、CO2排出削減につながります。
今後も地球環境に配慮した取り組みを強化していきます。
- ドイツの連邦環境庁と品質保証・ラベル協会が運営している第三者認証の環境ラベル
小型であることと省エネ技術でCO2排出削減に貢献(マシナリー事業)
当社の製品が納入される生産現場は、環境への負荷軽減と、高い生産性の両立が求められます。コンパクトマシニングセンタ「SPEEDIO(スピーディオ)」シリーズは小型設計により他社製品と比べて圧倒的に少ない消費電力で加工できることに加え、電源回生によって運動エネルギーを電気エネルギーに変換し再利用するなどのさまざまな省エネ技術を駆使し、お客様の生産現場における大幅なCO2排出削減とカーボンニュートラル達成に貢献しています。
- 当社用意の加工プログラムで動作させた一例です
トレーサビリティ*・食の安全性への貢献(ドミノ事業)
食の安全性を示すために、食品のトレーサビリティはとても重要です。ドミノ事業のコーディング・マーキング機器は、トレーサビリティに必要な、賞味期限や消費期限、ロット番号、製造所固有番号などを、缶、ビン、プラスチックといった容器などに高速で印字します。例えば、レトルトパウチ食品では、高温殺菌やアルコール消毒をしても印字された情報が消えないよう、加熱、水、アルコールなどに耐性のあるインクが必要です。ドミノ事業では、お客様の要望に合った多様なインクを提供することにより、トレーサビリティを通じて消費者へ安心・安全を提供したいお客様の価値創出に貢献しています。
- 栽培や飼育から加工・製造・流通などの過程を明確にし、記録を保存すること
自動化・省人化による人手不足解消と生産性向上(ニッセイ事業)
製造・物流・小売業などにおいて、省人化・自動化のニーズが高まっています。ニッセイ事業が提供する歯車や減速機は、産業用ロボットや無人搬送車、工作機械などに搭載され、お客様の多様なニーズにお応えしています。特に、高剛性減速機*「UXiMO(アクシモ)」は、軽量・小型ながら高い剛性を兼ね備えており、ロボットの小型化や高精度かつ高速駆動に貢献することで、生産現場などにおける労働力不足の解消だけではなく、生産性向上にも貢献しています。
- 高い剛性と精密な位置決めが必要な機械などで使用される減速機
ブラザー製品を通じたアップサイクルの推進(パーソナル・アンド・ホーム事業)
大量生産・大量消費の時代から持続可能なモノづくりの時代へとシフトする中、SDGs達成のための手段として、世界中で注目されているのがアップサイクルです。アップサイクルとは、本来廃棄されるはずのものに手を加え、新たな価値を生み出して再生することです。
P&H事業では、ミシンやカッティングマシンを活用したアップサイクルについて、社内外での情報発信や体験の場の提供を通じて、自社製品を活用した持続可能な社会づくりを推進しています。
その取り組みの一環として、日本の中学校でSDGs教育が推進されていることを踏まえ、アップサイクルに関するワークショップを開催しました。このワークショップでは、生徒たちが不要になったシャツやハンカチなどを持ち寄り、アップサイクル作品を製作することで、アップサイクルをより身近に感じ、地球環境やSDGsへの貢献意識を醸成することを目的としています。
また、海外の販売拠点でも、アップサイクルに関する情報発信やワークショップを開催しており、限りある資源を有効に活用する方法の一つとして、アップサイクル文化の普及に努めています。
高齢者介護施設職員の業務負担軽減(ネットワーク・アンド・コンテンツ事業)
年齢を重ねても健やかな生活を送るために注目されている音楽や運動。子会社の株式会社エクシングは、音楽にあわせて身体を動かすことなどにより、健康づくりができる音楽療養コンテンツ「健康王国」を提供、介護福祉施設などで活用されています。「健康王国」は、体を動かす、観る・癒やす、遊ぶ、歌うという豊富なコンテンツを自由に組み合わせて、独自のレクリエーションプログラムを簡単に作成できるため、介護職員はレクリエーションの企画に費やす時間を削減でき、施設利用者と向きあう時間をより多く確保できます。また、施設利用者はさまざまなコンテンツを楽しめるため、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)の向上にもつながります。さらに、個別機能訓練のコンテンツも充実しており、介護状態の改善にも貢献しています。「健康王国」は、施設利用者に、楽しみながら介護予防に取り組む機会を提供するとともに、介護職員がサポートに専念できるよう、業務負荷の軽減に貢献しています。
グローバル憲章・ブラザーグループビジョン共有活動
すべての活動の礎「ブラザーグループ グローバル憲章」と持続可能な経営に向けて
ブラザーグループが、事業を通じた社会価値をグローバルに創出するとともに、サステナビリティを重視した持続可能な経営を推進していくために、すべての活動の礎であるグローバル憲章の社内共有を図っています。
グローバル憲章には、「"At your side."の精神で、優れた価値を創造し、迅速に提供する」「あらゆる変革を恐れず、グローバルな視点で経営を行う」「最高度の倫理観を持って行動する」といったブラザーグループの根幹となる考え方が示されています。
グループで約4万人の従業員一人ひとりが、グローバル憲章を日々の判断や行動で体現し、ステークホルダーの皆さまが求める価値を創造し迅速に提供することで、信頼される企業を目指しています。
グローバル憲章は、すべての従業員が正しく理解し常に意識できるよう、欧米やアジアの各言語に翻訳し、携帯用のポケット版カード(27言語)とポスター(29言語)を各拠点に配布しています。
グローバル憲章共有活動
ブラザーグループは、グローバル憲章に基づく一人ひとりの行動をさらに促進するため、以下のような共有活動をグローバルで行っています。
経営層からグローバル憲章 コミットメント(約束)の策定・発信
ブラザーグループ各拠点の経営層は毎年、グローバル憲章に基づくコミットメント(約束)を策定し、率先して行動に示すとともに、従業員への働きかけとしてトップメッセージの発信や対話の機会をつくっています。2023年度は、経営層からのメッセージは動画配信も含めて53件発信されました。また、直接対話はグローバルで約4600回実施されました。
「グローバル憲章共有リーダー」の任命、共有リーダー会の実施
各拠点や部門ごとに責任者が任命した504人の「グローバル憲章共有リーダー」が、年度計画を立案し、その展開実績の振り返りを図るなど、組織の役割や課題に即して従業員一人ひとりの行動を促進するさまざまな活動を行っています。
また、日本や中国、ベトナムでは、各組織の共有リーダーが一堂に会する共有リーダー会を定期的に実施しています。共有リーダー会では、各組織で取り組んでいる共有活動の課題のほか、グローバル憲章に基づいた従業員の行動によって生産性が向上した事例やお客様のニーズに対応した事例をもとに話し合い、自拠点の活動に生かすヒントを得るなど、開発・生産・販売といった担当業務の枠を超えた学びの場にもなっています。
「グローバル憲章共有度調査」の実施
ブラザーグループでは、2008年以降、「グローバル憲章共有度調査」と呼ばれる従業員意識調査をグローバルで年1回実施しています。その調査結果はブラザー工業株式会社(以下、ブラザー工業)の社長をはじめとする全執行役員が参加する会議で報告されるとともに、拠点単位で結果のフィードバックと課題の見える化が行われています。また、その調査で得られた課題を改善する活動は、お客様への信頼、社会課題への対応、ビジネスパートナーとの協業体制の強化、従業員の成長と連携などをテーマとして、グローバル各拠点で展開されています。
グローバル憲章共有活動と、ブラザーグループビジョン「At your side 2030」の結びつき
ブラザー工業は、さらなる成長と持続的な企業価値の向上を目指し、2022年度から2030年度までのブラザーグループビジョン「At your side 2030」(以下ビジョン)を策定しました。
そこで、従来からのグローバル憲章共有活動に、「グローバル憲章は、ビジョンにどのように結びつくのか」という観点を組み込むことで、グローバル憲章とビジョンの両方の観点から従業員自身の行動を考える活動に進化させました。
具体的には、各部門やグループ拠点で、グローバル憲章を共有するにあたり推進してきた「自己宣言」や、組織横断のリーダー会などの仕組みを活用し、グローバル憲章とビジョンの一貫性のある共有活動をグローバルに展開しています。また、イントラネットにおいて経営層自身が、ビジョン実現に向けた取り組みの重要性に関し、動画なども活用してグループ従業員に向けメッセージを発信しています。
"At your side."トップミーティング
ブラザー工業は、グローバル憲章およびビジョンの実現に向けたリーダーシップを考えることを目的に、取締役会長、全執行役員、常勤監査役が参加する「"At your side."トップミーティング」を2022年度から開催しています。
2023年度のミーティングでは、役員18人が4チームに分かれ「どのような行動が、"At your side."の実現につながるか」をテーマに、あるべき人財育成や製品の企画・開発プロセスなどについてディスカッションを行い、その後各チームで得た気づきを発表しました。
発表では、「製品を提供することに加え、お客様がその製品を効果的に活用できるソリューションを提供することが重要」「現場で得た情報を迅速に共有し、素早い意思決定を推進する組織づくりが必要」などの意見が共有され、ディスカッションを通じて自分たちの行動を振り返ることで、"At your side."を追求する時間となりました。
また、2023年度はチーム別ディスカッションのほかにも、グループ常務執行役員でドミノプリンティングサイエンス(以下、ドミノ社) のCEOによるプレゼンテーションが行われました。プレゼンテーションでは、ドミノ社のビジョン実現に向けた活動や人財育成プログラムなどの好事例が、CEO自らの経験や思いを交えながら共有され、経営層全員でビジョン実現に向けたリーダーシップを振り返る良い機会となりました。
「ブラザーグループ グローバル憲章」とビジョンの「自分ごと化」
ブラザーグループでは、ビジョンの実現に向け、ビジョンへの理解や共感を深めるための共有活動を展開し、ビジョンの「自分ごと化」を推進しています。
国内でのビジョン共有活動
ブラザーグループの各拠点における経営層は、毎年グローバル憲章に基づくコミットメント(約束)を策定し、グローバル憲章のキーワードに基づいてどのように行動するのかを宣言、年度末には行動を振り返り、PDCAサイクル(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Action:改善活動)を回してきました。
2022年度は、「At your side 2030」の実現に向けて、ビジョンを自分ごととして捉えるコミットメントに変更するとともに、宣言する対象を管理職(上級職)層にまで広げました。
この取り組みは、2023年度も継続し、経営層や管理職約800人がそれぞれのコミットメントを掲げました。
コミットメントの内容は、次の2点に焦点を当てることで、ビジョンと自分の仕事の結びつきが整理できるものとなっており、すべてイントラネット上で共有されています。
- 「At your side 2030」実現に向けた私のミッション
- 私のミッション実現に向けた「自身のコミュニケーションの強化」および「部下や同僚の成長促進」のための行動目標
また、毎年の新入社員研修では、グローバル憲章を考える時間を設けており、2022年度からは「At your side 2030」 とグローバル憲章の結びつきを考えるプログラムを実施しています。 2023年4月には、「At your side 2030」の中に登場する「生産性」「創造性」という言葉を用いて、「自分自身が発揮できる生産性は何か」「わたしにとっての創造性は何か」を考える研修プログラムを実施し、新入社員129人*が参加しました。新入社員一人ひとりが、ビジョン実現に向け、自分たちは何を目指していくのかを議論することで、ビジョンと今後の行動に対する結び付きをイメージする時間となりました。
そのほかにも、2023年度には、ビジョン実現に向けた行動を共有する場を設け、共有リーダー約100人が参加するなど、ビジョンへの共感をさらに深める活動を推進しています。
- ブラザー工業株式会社、ブラザー販売株式会社、ブラザーロジテック株式会社、ビーエム工業株式会社の合計
グローバルでのビジョン共有活動
ビジョンを自分たちの業務に結び付けて語り合い、今後の行動につなげていく取り組みをグローバルにも展開しています。
グローバルでのビジョン共有活動の1つに、チームで行動宣言を掲げるワークショップがあります。このワークショップでは、はじめに参加者がビジョンの内容を紹介する動画を視聴します(動画は日本語、英語、中国語、ベトナム語の4言語で展開)。その後、ビジョンの「あり続けたい姿:世界中の"あなた"の生産性と創造性をすぐそばで支え、社会の発展と地球の未来に貢献する」に示された"あなた"について、「我々の業務の中で"あなた"とは誰を指すのでしょうか?」「"あなた"を理解するために今後心がけたいことは何でしょうか?」「我々を含む"あなた"の困り事とその解決策について考えられることは?」などの問いをもとにチームで議論します。そして、議論を踏まえ、チームとしての行動宣言へとまとめていきます。
このビジョン共有ワークショップには、2023年3月末時点で、約8,200人の従業員が参加し、各拠点が自律的に活動しています。
掲げられた行動宣言(一部抜粋)
- 私たちにとって"あなた"とは、製造現場の後工程のほか、周りのメンバーや製品を使ってくださるお客様です。
その"あなた"の困り事を見つけるために現場を理解し、メンバーを理解し、製品を理解するためにコミュニケーションを大切にします。そして、"あなた"に価値を提供するために情報を収集し、知識を高め、自らのレベルを上げ、よりレベルの高い課題にチャレンジします。(製造部門) - 積極的にお客様を訪問し現場を見ることで、困り事に気付き、また、気付くための感性を養います。オンライン・オフラインの展示会や学会、業界紙などで技術トレンドを収集し、製品価値向上につなげていきます。(技術部門)
- "あなた"をチームメンバーと捉え、開発スキルの教育を強化し、メンバーの成長を促進します。(開発部門)
また、フィリピンの販売拠点 ブラザーインターナショナル(フィリピン)コーポレーション(以下、BIC(P))では、ブラザーグループビジョン「At your side 2030」をもとに、自社独自のビジョン・ミッションを見直すプロジェクトを進めました。このプロジェクトでは、次代を担う28人が参加し、2030年の目指す姿を描くとともに、チャレンジを重ねることの意義、自分たちの持つ情熱や志を言葉にしました。2022年7月には、全従業員で共有を図る場を設け、社内全体でビジョン実現に向けた未来について考えることができました。
BIC(P)の社長からは、「『このビジョンはわたしにとって、どのような意味を持つのか』と問いかけ、そこに自分たちなりの答えを見いだし、お客様や社会にとっての価値を生み出す会社となることを、私たちは目指します。」という宣言がありました。
この活動は、ビジョン策定初年度以降も継続して行われており、ビジョンの共有を引き続きグローバルで進めています。中国では、7拠点が一同に会して「ビジョン共有の好例」を掘り下げる会議を実施しました。また、ベトナムでは、3拠点のリーダーが集まり、ビジョン実現に向けたチャレンジ事例を共有する「ベトナム横串会議」を開催しました。
ブラザーグループは、今後も、ビジョンを自分の言葉で表現し、一人ひとりの日常行動に結び付けていくことで、ビジョンの「自分ごと化」をグローバルで推進していきます。