コンピューターの普及による情報化が進む中、1971年にアメリカのセントロニクス社と共同で小型コンピューター向けの高速ドットプリンターを開発しました。その後、電子制御技術と印字ヘッドの自社開発にも取り組み、その技術はのちのファクスやプリンターに継承されました。また1970年代は各種工業製品の電子化が進み、ブラザーもミシンやタイプライターなど既存製品の電子化を推進しました。
年表
1971年 |
米国・セントロニクス社向け高速ドットプリンター(M-101)出荷開始
|
---|---|
1972年 | 高速ドットプリンターM-101の国内発売(電子制御部はセントロニクス社から供給) |
1974年 | NC*ミシン1号機完成(業界初のNC制御の直線本縫ミシン) |
1977年 | オーストラリアに販売会社として「ブラザーインダストリーズ(オーストラリア)」を設立 |
1978年 | 台湾に家庭用ミシンの製造会社として「台弟工業股份有限公司」を設立 |
1979年 |
家庭用ジグザグミシンZZ3-B820「オーパス8」生産開始(業界初のコンピューターミシン)
|
- Numerical Control 数値による信号指令を用いるプログラム制御方式