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中期戦略

過去の中期戦略

CS B2021

中長期ビジョン「グローバルビジョン21」実現に向けたロードマップとして、2019年度から2021年度までを対象とした、中期戦略「CS B2021」を策定しました。

概要

「次なる成長に向けて」をテーマに、成長基盤の構築を目指す

2016年にスタートした中期戦略「CS B2018」では、複合事業企業体への変革を目指し、事業、業務、人財の3つの変革に取り組んでまいりました。その結果として、プリンティング領域での大幅な収益性の改善や、産業用領域での売上成長を実現することができました。
しかしながら、当社を取り巻く事業環境は、今後も大きく変化し、厳しさを増していくものと認識しています。

このような認識のもと、ブラザーグループは中長期ビジョン「グローバルビジョン21」達成に向けて従来以上に踏み込んだ改革が必要不可欠であると考え、CS B2021では、「次なる成長に向けて」をテーマに、以下4つの経営の優先事項にフォーカスした改革を実行し、成長基盤の構築を目指します。

CS B2021 TOWARDS THE NEXT LEVEL 次なる成長に向けて

  1. プリンティング領域では、顧客とのつながりを強化する新たなビジネスモデルへの転換を加速し、高PV*1ユーザーの獲得強化と本体収益の向上により、事業規模の維持・収益力の強化を実現し、勝ち残ること
  2. マシナリー・FA*2領域では、自動車・一般機械市場強化により、産業機器分野の大幅な成長を実現するとともに、マシナリー事業全体で省人化・自動化ニーズを捉えたFA領域でのビジネスを拡大すること
  3. 産業用印刷領域では、新製品開発におけるブラザーとドミノプリンティングサイエンスのシナジーを強化し、ドミノ事業の成長を再加速するとともに、ブラザーが保有するインクジェットを核としたプリンティング技術を結集し、産業用印刷領域でのビジネスを拡大すること
  4. グループ全体で、ITを活用した業務プロセス変革や人財の底上げ・最適人員体制の確立に取り組み、厳しい事業環境下でも、勝ち残りや成長を実現可能とするスピード・コスト競争力のある事業運営基盤を構築すること
  1. Print Volumeの略称。印刷量
  2. Factory Automationの略称。工場の様々な作業や工程を機械や情報システムを用いて自動化すること

業績目標*1

  2021年度目標*2
売上収益 7,500億円
営業利益 750億円
営業利益率 10.0%
  1. 国際財務報告基準(IFRS)適用
  2. 為替前提:1USD=105円、1EUR=125円

最新の決算情報は、「決算短信・決算説明会資料」をご覧ください。

財務方針

投資

産業用領域のさらなる拡大・新規事業の創出・育成等に向けた成長投資枠500億円を設定する

投資方針 産業用領域のさらなる拡大、新規事業の創出・育成、インクジェット関連の設備増強に向け、M&Aも含めた成長投資を加速する
産業用領域 マシナリー・FA領域 マシニングセンタの前後工程を中心とした工作機械への進出や周辺機器領域を拡大
産業用印刷領域 インクジェットを核としたプリンティング技術を結集し、既存事業からの染み出しにより、周辺領域を拡大

株主還元・ROE

戦略上必要な投資を実施の上、連結配当性向35%を目安に安定的な株主還元を実施する

株主還元
  • 連結配当性向の目標を35%に引き上げ
  • 原則、厳しい環境下でも配当額の維持を優先
ROE
  • 12%水準を維持

CSR経営方針

持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献

CS B2021とさらにその先の長期を見据え、事業を通じた社会価値の創出を実現する

ブラザーの優先項目 関連する持続可能な開発目標(SDGs)
お客様が幸せを感じるイノベーションを、従業員が創造力を発揮し生み出す
3 すべての人に健康と福祉を
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
地球環境保全に継続的に取り組む
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
12 つくる責任つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
15 陸の豊かさも守ろう
社会貢献活動を継続的に推進する
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
11 住み続けられるまちづくりを
社会要請に迅速に応えるため、ビジネスパートナーとの協働体制を強化する
8 働きがいも経済成長も
12 つくる責任つかう責任

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