資本コストについての認識(資本コスト・資本収益性指標・市場評価)
中期戦略の財務方針をベースに、「資本コスト・株価を意識した経営」を深化
項目 | 現状 | 方針 |
---|---|---|
資本コスト |
株主資本コスト: 7~10%
-CAPMで計算 -計算タイミングや計算前提の違いにより変動があるため、レンジで捉えている |
✔有利子負債も活用しながら事業ポートフォリオ変革を進め、株主資本コスト低減を図る |
資本収益性指標 | ROE 過去5年平均*: 8.1% |
✔事業成長により健全にROEを向上させることを基本方針とする ✔中長期的に資本コストを上回るROE10%以上を目指す |
株主還元 |
1株当たり配当 FY22 : 68円 FY23 : 84円(予定) FY24 : 100円(予定) -業績状況等を踏まえ、増配を予定 |
✔安定的かつ継続的な株主還元を実施する ✔業績の状況等に応じて追加的な株主還元を検討、加えて自己株式の取得については機動的に実施する |
市場評価 |
PBR 過去5年平均*: 1.05倍 直近 : 1.08倍 -業績の回復により、直近のPBRは1倍超に |
✔「CS B2024」の財務方針に従い、継続的な株主価値の向上を目指す ✔収益力の向上や成長投資の継続による事業ポートフォリオ変革の推進により、PBRのさらなる向上を図る |
- 2019年度~2023年度までの5年
資本コスト
現状の株主資本コストは約7%~10%と認識しています。CAPMをベースに計算していますが計算のタイミングや前提の違いにより変動があるため、レンジで捉えています。引き続き、有利⼦負債も活⽤しながら、事業ポートフォリオの変⾰を進め、株主資本コストの低減を図ります。
資本収益性指標
ROEの過去5年間の平均は8.1%です。事業成⻑により健全にROEを向上させることを基本⽅針として、継続的にエクイティスプレッドを確保できる⽔準のROE(10%以上)を⽬指します。
株主還元
安定的かつ継続的な株主還元の実施を基本⽅針としています。また、業績の状況等に応じて配当⽔準の引き上げも含めた追加的な還元を検討していきます。加えて、⾃社株買いについても、機動的に実施します。
2022年度は1株当たり68円の配当を実施しました。2023年度、2024年度については、業績状況等を踏まえ、増配を予定しています。
市場評価
PBRは過去5年間の平均では1.05倍、2023年度末時点では約1.08倍となりました。収益⼒の向上や成⻑投資の継続による事業ポートフォリオ変⾰の推進により、PBRのさらなる向上を図ります。
中期戦略「CS B2024」の財務⽅針に従い、ステークホルダーの皆さまの期待に応え、持続的な成⻑と企業価値向上を実現するために、資本コスト・資本収益性を意識した経営をより⼀層深化させていきます。