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「斎宮こぶしの杜 三重ブラザー」、OECMとして国際データベースに登録

2025年8月21日

ブラザー工業株式会社

ブラザー工業株式会社(本社:名古屋市、社長:池田和史)の子会社である三重ブラザー精機株式会社(本社:三重県、社長:馬渡浩喜)(以下、三重ブラザー)が2017年から生物多様性保全活動を行ってきた「斎宮こぶしの杜 三重ブラザー(以下、斎宮こぶしの杜)」が、OECM*1として国際データベースに登録されました。ブラザーグループでは、2024年8月に「ブラザーの森 郡上*2」が登録されており、今回で2カ所目の登録となりました。

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三重ブラザーは、"自然と共生し、資源が循環するモノづくり工場"を目指して、2017年から工場敷地内の斎宮こぶしの杜で生物多様性保全活動を推進しています。活動内容は、地域の森から種を採取して育てた落葉樹の「こぶし」や地元団体から譲り受けた「ハナショウブ類」の植栽を行っているほか、草刈りや外来種の駆除などを継続的に実施しています。これらの活動の結果敷地内では、近年生息が確認されなかった野草の「オオジシバリ」や「ニホンタンポポ」などの在来種や、「ハナバチ」や「カワセミ」、「ミサゴ」のほか、多数のチョウ類も確認されるようになっています。こうした斎宮こぶしの杜における生物多様性保全を目指した継続的な取り組みの効果が評価されたことにより、環境省による「令和6年度 自然共生サイト(後期)」の認定を経て、この度の登録となりました。

ブラザーでは、「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」の中で、生物多様性保全をグループが取り組む重要課題の一つとし、「事業活動の環境負荷を最小化するとともにその負荷を上回る修復・保全活動を推進」することを定めています。また、親会社であるブラザー工業は、環境省が発足した有志連合による「生物多様性のための30by30*3アライアンス」にも参加しており、30by30の目標達成に貢献しています。今後も、斎宮こぶしの杜における生物多様性保全活動など、地球環境に配慮した取り組みを継続的に行っていきます。

「斎宮こぶしの杜 三重ブラザー」の登録内容はこちら

(「Protected Planet」のサイトへリンクします、英語のサイトになります)

  1. Other effective area-based conservation measuresの頭文字をとったもので、国立公園等の保護区ではないものの、生物多様性を効果的に保全しうる地域のこと。管理は国連環境計画世界自然保護モニタリングセンター(UNEP-WCMC)が行っている。
  2. ブラザーが2008年から環境保全の取り組みを行っている、岐阜県郡上市の森林。
    「ブラザーの森 郡上」スペシャルサイト(ブラザー SDGs STORY)
  3. 2022年に採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」2030年グローバルターゲットの一つであり、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標。
<報道関係 お問い合わせ先>

ブラザー工業株式会社 コーポレートコミュニケーション部 足立
TEL : 052-824-2072 FAX : 052-811-6826

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