プリンターの再生に関する米国IDC社のレポートでリーダーに選出
トナーとインクの両方のカートリッジ再生に対応する唯一*1のプリンターメーカーとして評価
2025年6月18日
ブラザー工業株式会社
ブラザー工業株式会社(本社:名古屋市 社長:池田和史)は、米国のIT専門調査会社であるIDCが発行した、プリンターの再生に関するレポート「IDC MarketScape: Worldwide Hardcopy Remanufacturing 2025 Vendor Assessment*2」において、リーダーに選出されました。このレポートは、世界の主要なプリンターメーカーを対象に、製品本体や消耗品を再生する取り組みを調査し、「リーダー」「主要プレイヤー」「競争者」「参加者」に区分して評価したものです。レポートでは、ブラザーがトナーとインクの両方のカートリッジ再生に対応する唯一のプリンターメーカーであることや、再生しやすいカートリッジの設計に取り組んでいることなどが高く評価されました。
インクカートリッジ回収のイメージ
トナーカートリッジ再生のイメージ
ブラザーグループでは、レーザープリンター・複合機で使用されたトナーカートリッジを回収し、新品と同一品質を持つトナーカートリッジへと再生し、再びお客様にお届けする取り組みを行っています。2004年に英国の工場で開始し、その後、スロバキア、米国、日本へと展開しており、2024年3月末までに、グループ全体で4,000万個以上のトナーカートリッジを再生してきました。なお、2023年度はブラザーグループ全体で、270万個のトナーカートリッジを再生し、4,700トンのCO2の排出削減、1,000トンの新規資源の削減に寄与しました。
加えて2024年には、英国の工場において、インクジェットプリンター・複合機で使用されるインクカートリッジの再生を開始しました。欧州各地からお客様が使い終えたインクカートリッジを回収し、新品と同一品質を持つインクカートリッジへと再生し、出荷することができます。
ブラザーグループの環境ビジョンである「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」では、2050年度に向けて、グループ全体で資源循環の最大化により、資源の持続可能な利用と廃棄物による環境負荷を最小化することを目指し、2030年度までに製品*3に投入する新規資源量を2022年度比で25%*4削減することを掲げています。さらに、持続可能な資源活用をマテリアリティ(重要社会課題)のひとつと定めており、2027年度までに、売上収益あたりの新規資源使用量を2022年度比16.9%削減することを目指しています。今後もブラザーグループでは、地球環境に配慮した活動に積極的に取り組んでいきます。
IDC MarketScape評価結果*5
円の大きさは、プリンター本体・消耗品の再生分野における相対的な規模を表しています。また、縦軸の「Capabilities(能力)」は現在のパフォーマンスを、横軸の「Strategy(戦略)」は今後予想されるパフォーマンスを表しています。ブラザーは「Leaders(リーダー)」の区分に属しています。
- 2025年3月時点、IDC調べ
- doc #EUR153222025, March 2025
- 包装材を含む
- プリンティング・アンド・ソリューションズ事業が対象
- IDC MarketScapeのベンダー分析モデルは、特定の市場における技術やサービスのサプライヤーの競争力を概観できるよう設計されています。この調査手法では、定性的および定量的な基準に基づく厳格なスコアリング手法を用いて、各ベンダーの市場内でのポジションを1つの図で示します。能力スコアは、サプライヤーの製品、市場参入戦略、短期的なビジネス実行力を評価します。戦略スコアは、サプライヤーの戦略が顧客の要件とどの程度合致しているかを、3~5年の期間で評価します。サプライヤーの市場シェアは、アイコンの大きさで表されています。
ブラザー工業株式会社 コーポレートコミュニケーション部 堀井
TEL : 052-824-2072 FAX : 052-811-6826