英国の自社生産拠点においてインクカートリッジの再生を開始
2024年9月30日
ブラザー工業株式会社
ブラザー工業株式会社(社長:池田和史)の生産拠点、ブラザーインダストリーズ(U.K.)(以下、BIUK)は、プリンター・複合機の使用済みインクカートリッジの再生を今月開始しました*。今回の取り組みは、20年間にわたりブラザーグループが実施してきたトナーカートリッジの再生に続き、自社で使用済みインクカートリッジの回収から再出荷まで行うもので、持続可能な社会の実現に向けて廃棄物のさらなる削減に貢献していきます。
ブラザーグループでは、お客様が使い終えた製品や消耗品を再使用、再生する取り組みを推進してきました。その一環として、レーザープリンター・複合機で使用されたトナーカートリッジを回収し、新品と同一品質を持つトナーカートリッジへと再生し、再びお客様にお届けする取り組みを行っています。2004年に英国(BIUK)で開始し、その後、スロバキア、米国、日本の工場へと展開しており、2024年3月末までに、グループ全体で4,000万個以上のトナーカートリッジを再生してきました。
このたび、BIUKでは、トナーカートリッジの再生でこれまでに培ってきた技術やノウハウを生かし、インクジェットプリンター・複合機で使用されるインクカートリッジにおいても、再生する取り組みを開始しました。欧州各地からお客様が使い終えたインクカートリッジを回収し、新品と同一品質を持つインクカートリッジへと再生し、出荷していきます。
なお、インクカートリッジの再生を始めた背景や狙いについては、ブラザーのSDGsスペシャルサイト「ブラザー SDGs STORY」で詳しく紹介しています。また、関係者のインタビューや、再生の様子を紹介する動画についても公開しています。
- https://sdgsstory.global.brother/j/customer/690/index.html (日本語)
- https://sdgsstory.global.brother/e/customer/691/index.html (英語)
ブラザーグループの環境目標「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」では、2050年度までに資源循環の最大化により、資源の持続可能な利用と廃棄物による環境負荷の最小化を目指すことを掲げています。さらに、中期戦略「CS B2024」では、資源循環をマテリアリティ(重要社会課題)のひとつと定めており、2024年度までに、製品に投入する新規資源率を81%以下にすることを目指し、製品の再使用や再生などの取り組みを進めています。これまで行ってきたトナーカートリッジに加えて、インクカートリッジの再生も進めることで、廃棄物のさらなる削減を実現していきます。
今後もブラザーグループでは、ブラザーグループビジョン「At your side 2030」で、あり続けたい姿として掲げる社会の発展と地球の未来に貢献するため、地球環境に配慮した取り組みを強化していきます。
- 一部のインクカートリッジは7月に開始済み
ブラザー工業株式会社 CSR&コミュニケーション部 西
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