インドに工作機械の新工場が完成

訂正 : 2024年9月24日

ブラザー工業株式会社(社長：池田和史)の子会社、ブラザーマシナリー(インド)が、インド南部のベンガルール市近郊で建設を進めてきた工作機械の新工場が完成しました。日本と中国に続く3カ所目の工作機械の生産拠点で、稼働開始は2024年12月を予定しています。

ブラザーは、2030年度に向けたブラザーグループビジョン「At your side 2030」において「産業用領域」を注力領域として位置づけており、工作機械を扱う産業機器事業においても大幅な成長を目指しています。このたび完成した工場は、工作機械分野での生産強化を担う拠点として、ビジョン実現に貢献していきます。

インドは、現在世界最多の人口を擁し、今後も人口増加と経済成長が続くことが予想され、自動車・二輪向けを中心に工作機械の需要拡大が見込まれます。ブラザーでは、工作機械のショールームを併設したサービス・サポート拠点として、2021年3月に「ブラザーテクノロジーセンター ベンガルール」、2023年5月に「ブラザーテクノロジーセンター グルグラム」を開設してきました。また、2022年3月に、ベンガルール市に、ブラザーマシナリー(インド)を設立し、工作機械のアフターサービス、テクニカルサポート、マーケティングを行っています。このたび、ブラザーマシナリー(インド)に生産機能を追加し、ベンガルール市街地から車で1.5時間ほどの距離にあるトムクール地区の日本工業団地(JIT)に新工場を建設いたしました。完成した工場は2024年12月の稼働開始を予定しており、スタンダードモデルのS500Bd1とS700Bd1の生産から始め、二輪や自動車、医療分野など幅広い市場の開拓を目指していきます。

工作機械は現在、日本の刈谷工場と中国のブラザーマシナリー(西安)で生産していますが、ブラザーマシナリー(インド)の工場で生産を行うことで、インド国内のお客様に、より短納期で製品をお届けできる体制を構築します。

また、本工場では、CO₂排出削減の取り組みとして、屋上に太陽光パネルを設置しています。工場の稼働に必要な電力の一部は再生可能エネルギーで賄うことで、年間で約600トンのCO₂排出削減を実現する予定です。

ブラザーは今後も、産業用領域の飛躍に向けて、工作機械の生産基盤を強化し、お客様に迅速に価値をお届けしてまいります。

新工場の概要

ブラザーマシナリー(インド)の概要

■訂正のお詫び
9月24日訂正：9月19日11時に配信した当リリースについて、誤りがございましたことをお詫び申し上げます。訂正箇所は以下の通りです。

<ブラザーマシナリー(インド)の概要>
誤：事業内容
工作機械の製造、アフターサービス、テクニカルサポート、マーケティング
(部品の修理と販売、セミナー開催、展示会対応、技術指導等)
正：事業内容
工作機械の製造・販売、アフターサービス、テクニカルサポート、マーケティング
(工作機械本体の製造と販売、部品の修理と販売、セミナー開催、展示会対応、技術指導等)